コロナの感染者数が全国的に減り始め、このままいくと12月末には雇用調整助成金が終わって失業者が増えて景気が悪くなるかな?と思われる今日この頃。
そろそろ株価が安くなるタイミングで投資信託を買おうかなと調べ物を始めたら、「なぜエシカル投資は良くないのか」と言う英語の動画を見つけて目からウロコの内容だったので、今日はそれをシェアします。
******
その前にエシカルとはなんぞや?と言う方もいると思います。
ざっくり「倫理的」と日本語に訳されることも多いですが、環境に優しい事業を行い、労働者に対する待遇がまともな(労働者を危険に晒さない、ちゃんとした賃金を払う)企業を指します。
近年環境問題を気にかける人が増えているため、エシカルな企業の人気も高まっています。
*****
投資対象として考える場合は、草の根のフェアトレード企業(People Treeやマザーハウスなど)ではなく、上場企業なので、例えばテスラのような環境汚染を減らしたい系の企業が該当します。
投資信託はアクティブ運用なので手数料は高め。
銘柄選択方式としては、上場企業の中から環境に最悪な企業を除外する、つまり、極度に環境破壊的でない企業程度であれば対象に入れる除外方式(exclusion)と、環境に良いものを積極的に選ぶ選択方式(inclusion)があります。
環境に優しいと言う観点では選択方式が良いかもしれませんが、銘柄数が少なくなる分、分散投資という点で劣ります。
******
・・・と、ここまで聞くと、それでも環境に優しい企業に投資したい!と思うかもしれません。
私も思いました。
ですが実は大きな問題があります。それは、投資信託で株を買う場合は二次市場で買うことになるため、環境に優しい企業から直接株を買えるわけではない!と言うことです。
つまり、その企業の株をすでに持っている人から株を買い取るため、お金はその株を持っていた人の手に渡るだけで、自分の応援したい企業に直接お金が行くわけではないのです。
まあ、確かによく考えたらそうです。
二次市場というのはメルカリなんかもそうですが、自分の好きなブランドの商品を買っても、そのブランドに直接お金が行くわけではないんですね。。。
でもそれじゃあ意味がない!
******
ではどうすれば環境に優しい地球づくりを応援できるのかと言ったら、結局は投資ではなく、普通にエシカル企業の商品を買ったり、寄付をしたりということになるようです。
一方、逆を言うとインデックスファンドを買うときに「環境に悪い会社の株が入ってないファンドにしたい」ということを考えなくて良いことになります。
このことを知って激しく環境保護派の私は少し気が楽になりました。そして新しいことを学んだ今日でした。
投資を始めたい人の参考になると嬉しいです。
ではまた!