先日「エコブルー」というイベントで大分市に行ってきました。

自然資源が豊かな大分県では逆に環境問題を気にしていない人も多いので、このようなイベントが開催されていることに驚きです。
「ゼロ・ウェイスト・ホーム」を翻訳された服部雄一郎さんから直々にご案内をいただき(わーい!)、これまでSNS上で繋がってはいたけれどリアルにお会いできるのは初めてで、ワクワクしながら参加しました。
初日11/6 (土)は「プラスチックの海」(原題:A Plastic Ocean) 上映会。
プラスチックの海洋汚染について警告する映画です。
私たちが日常生活で出すプラスチックゴミが海に入り込み、それを餌と間違えて食べた海鳥は胃の中が消化できないプラごみでいっぱいになり、栄養が取れなくて餓死してしまいます。
親鳥から餌をもらうヒナたちも同じ。
捨てられた網に絡まって怪我したり溺死するアシカ、ビニール袋をクラゲと間違えて食べて呼吸困難になるウミガメ・・・
見ていて非常に辛い映画でした。

映画の後服部さんのお話があり、質疑応答では皆から積極的な発言や質問がありました。
ある小学生の男の子が自由研究でプラごみについて調べ、八百屋さんや魚屋さんなど様々なお店で持参した容器に買ったものを入れてもらえないか聞いてみたが、ダメだというお店も結構あったそうです。
後ほどその子のお母さんからも発言があったのですが、プラごみを研究しているその子を見て、徐々に周りの子供たちも一緒にゴミ拾いに参加してくれるようになったそうです。子供ってすごい。
また日本の家庭ゴミの大きな割合を生ゴミが占めているのですが、さすが「プラスチックの海」を観に来られた方の約3分の1はすでになんらかの形で生ゴミを出さない方法を取っていました。
我が家も生ゴミを減らすため、先月からLFCコンポストというものを始めたのですが、これが従来のコンポストのイメージを大きく変える優秀さです。しかも全然臭くならない。



これで大幅に生ゴミが減ります。
これまで1日200グラムの生ゴミを燃やすゴミに出していた場合、1年では0.2kg x 365=なんと73キロものゴミを焼却炉送りにしないで済みます。15世帯でやれば年間1トン以上のゴミの削減。
またあまり意識しないかもしれませんが、私たちが普段ゴミを出す自治体のゴミ袋も使い捨てのプラスチックです。
そのため出すゴミの量が減れば、使い捨てのゴミ袋の量も大幅に減るのです。

エコブルー初日に着て行ったこちらのワンピ、550円でした@オフハウス

2日目はビーチクリーンに参加。
会場には食事ができるお店もたくさんあります。土に還る素材の食器を使ったり、工夫されているようでした。




会場でお掃除キットを借りて、早速ビーチクリーンへ。

いかにも鳥が餌と間違えて飲み込んでしまいそうです。


夫と手分けして無心にプラごみを拾い、すぐにゴミ袋いっぱいのプラごみを回収できました。
私は普段から環境を汚さないための工夫は色々している方だと思いますが、それでもビーチクリーンに参加してみて、もっとこれはゴミを買わないで済むように気をつけねばと思いました。
ボディソープはプラごみが出るので長年石鹸派です。
シャンプー・コンディショナーについても、これまで使っていたものが終わったタイミングでエティークの固形シャンプー・固形コンディショナーに切り替えました。

ペットボトルの底を切り取ってソープディッシュにするという方法もあるようです。
いわゆる石鹸シャンプーではなく、通常のシャンプーの成分だけを固形化することで、プラスチック容器をなくしたものです。
小さなキューブ1個で液体のシャンプー1リットル分と沢山入っているのです。
私は地元のデパート「トキハ」のコスメキッチンでこの固形シャンプーを買いました。
環境に優しい生活をしたいと思った時に、そのために手間が大幅に増えて利便性が損なわれると続けられないことが多いと思います。

これは夫がご飯当番だった日の作品。
今日このブログで紹介した
*LFCコンポストを使う
*服を買うときはリサイクルショップ
*シャンプーは固形シャンプー
いずれも面倒臭がりの私でも全然簡単でした。
地球の気候変動によって山火事、干ばつ、洪水、海面上昇など様々な問題が起きています。人間はまだ逃げれるから良いけれど、一番犠牲になるのは野生動物たちです。
今回紹介したようなちょっとした行動でも、これ以上地球を汚さない・温めないために大きく貢献できます。
動物たちも幸せに暮らせる地球を作りましょう^ ^
ではまた。