義母が「ローマでお菓子作りの修行をする少女漫画」を小5のころ読んで以来ずっとローマが気になっているが、漫画のタイトルが全く思い出せないとのこと。
現在64歳の義母の小5というと、1968年(昭和43年)あたり。
話の内容からすると年代は違うけれど萩尾望都の「ケーキケーキケーキ」か?

ただしケーキケーキケーキの舞台はパリで、昭和50年代の作品のはず。
年代でいうと同じく萩尾望都の「ルルとミミ」の方が近いか??
わからないけれど、ちょっと実家に探しに行ってきました。
「ケーキケーキケーキ」は断捨離済みでしたが「ルルとミミ」発見。

ふたごのルルとミミがお母さんの真似をしてお留守番中にケーキを焼き、教会でのコンクールに出品するお話です。

高校の時の寮に昔の先輩が残して行った漫画がたくさん入った本棚があり・・・拝借(私物化)しました。すみません。

「ルルとミミ」は「ビアンカ」という作品集に入っています。
ビアンカに出てくるバラの咲く古い田舎の家、12歳の夏という設定が美しい。

当時私は15歳で九州の片田舎から上京して東京のインターナショナル高校に入学し、周囲は洗練されたスマートなバイリンガル・トライリンガルの同級生たち。
日本語しか話せないし田舎者の私はアイデンティティの危機に悩まされた時代です。
それはさておき、太陽の暖かさを描けているこの漫画にいたく感動したのでした。
この頃から「森の中の一軒家に住みたい」妄想があります。

まずは義母に「ルルとミミ」を渡して、その後「ケーキケーキケーキ」を読んでもらおう。
記憶が繋がると良いな。
漫画を探して実家に戻ったついでに、10年ほど前に京都の石屋さんで買った恐竜のフンの化石と木の化石も回収。飾ろう。

並べると一回転するサンタさんの置物も。12月に飾ります。

高校の時に大好きで買っていたThe Great Artistsシリーズ。
ヒエロニムス・ボスとブリューゲル。

ボスの作品はマドリッドで、ブリューゲルはウィーンにあるんだったかな。どちらも実物が見たいものです。

確かブリューゲルは大学の卒業旅行でウィーンに行ったときに見た気もする。
母が頑張ればまだ着れそうな服も何着か実家から持ち帰りました。
明日まずは洗濯しよう。