使い捨てプラより前にトイレ問題

Amazonで買ったマイケル・シェレンバーガーの「地球温暖化で人類は絶滅しない(原題:Apocalypse Never) 」が届き、早速読みまくっています。


この本を読んでいると、環境問題というのは基本的に貧困問題であり、解決策は産業化と都市化である(人が一箇所に集まって住むことで、それ以外の場所の自然が残るようにすること)ことがわかります。


今日はプラスチック問題から。


目の覚めるようなことがたくさん書いてありました。


*全てのプラごみの中でストローが占める割合は0.03%に過ぎない。そこを減らすことにどれだけ意味があるのか?


*プラスチックのおかげで、べっ甲や象牙など、生き物から材料を調達しなくて良くなった。

プラスチックは生き物を絶滅から守っているとも言える。


*海洋生物や鳥がプラごみを飲み込んで餓死したり、捨てられた網に絡まって溺死することが問題になっているが、漁業で間違って網にかかって死ぬ海洋生物の方がはるかに多い。


本当に海洋生物を守りたいのであれば、魚は養殖にして、天然の魚や海洋生物が守られるようにした方が良いのではないか?


*海や川に流れ込むプラスチックを減らしたかったら、貧しい国にまずはプラごみを一箇所に集める場所を作ること。その次の段階が焼却炉等で処理した上での埋め立て。


実際、日本のゴミ回収ってとてもしっかりしているし、途上国のように皆が基本的にゴミをその辺に捨てるということもありません。

世の中で最も大事な仕事の一つだと思うゴミの回収。おいちゃんたちいつもありがとう。

*途上国では清潔で安全なトイレがなく、川をトイレに使う人も多い。


川をトイレに使いながら飲み水も川からとるため、不衛生が原因で(下痢などで)亡くなる人も多く、下水道などのインフラ整備の方がプラスチックごみよりも重要な課題。


なるほどな〜と思いました。


先進国で恵まれた生活をしていてそれが当たり前になっていると、途上国ではそのような状態になっていることが想像できないから、「使い捨てではなくて何度も使えるタンブラー(水筒)」、「紙のストロー」、「コットンやジュートでできたエコバッグ」を使うことで環境に優しいことをしたように騙されてしまうけれど、全然そういうことでは解決しないんですね。

というか、途上国ではプラは問題にならないくらい、他に差し迫った、生死に関わる問題があるんですね…


そういえばビル・ゲイツが途上国に安全なトイレを安価で大量に設置しようという取り組みをしていて、なんとそれに日本のリキシル(LIXIL)が協力することになったそうです。


日本のトイレは優秀ですからね〜。

(ちなみに以前ホノルルのトランプ・インターナショナルに泊まった際におトイレが日本のTOTOで感動しました!安心してトイレが使えます。トランプさんありがとう。)


何はともあれ、途上国でも公衆衛生をはじめとしてその後安定・安価な電力供給など、生活をしていく上でのインフラが整ってから、プラスチックを含めたゴミの処理に取り組める日が早く来ると良いなと思いました。

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