家で石鹸づくり



今どき石鹸よりも液状のボディソープやハンドソープを使う人の方が多いだろうと思いつつ、今日は家で作れる石鹸の話です。


私が初めて手作り石けんに出会ったのは、当時京都に住んでいた友人宅を訪ねたとき。


木箱に入って乾燥中の石鹸たちが並んでいたのです。その可愛い姿に私は「何これ??」と興味津々。


友人が教えてくれたのが、ICUと東大出身の前田京子さんが書いた、「お風呂の愉しみ」という本です。

随分前に買って以来、出会ってよかったと思う本です。

石鹸だけではなく、バスソルト(入浴剤)やマウスウォッシュなどの作り方や、心温まるエピソードがたくさん載っている本です。


石鹸は基本的に「精製水、オリーブオイル、苛性ソーダ」の3つがあれば出来ます。


ただし苛性ソーダが劇薬のため、売っている薬局が限られています。
都内では簡単に買えた記憶があるのですが、大分県では売っているところが少なく、大分市の春日神社近くにある春日薬局でようやく買えました。


「お風呂の愉しみ
」を見ながら、計量した苛性ソーダをガラス瓶に入れて精製水を混ぜたものと、湯煎したオリーブオイルを作ります。

大きなガラス瓶の蓋の部分に穴を2箇所開けておきます。

湯煎したオリーブオイル、精製水で溶かした苛性ソーダ両方の温度が38〜41度に下がるのを見計らって…

苛性ソーダが精製水と混ぜることで60~80度になり、そこから温度が下がります。
なのでオリーブオイルも一旦50度近くまで湯煎で温めます。

20分間、ひたすら混ぜます。苛性ソーダは劇薬なので飛ばないように注意。

そのあとは1時間おきくらいに軽く混ぜ、24時間くらい経ってタネに硬さが出てきたら型に入れます。


型はこちら!普通の1リットルの紙パックです(中がアルミではないものを使用)。

これを2つ合わせて型を作り(作り方は「お風呂の愉しみ」を参照)、タネを流し込んで発泡スチロールの箱に入れ、1日か2日、固まるまで置いておきます。

ホチキスで何箇所か留めて、タコ糸で縛ります。

固まったら型から出して切り分け、風通しの良いところに置き…

(誤)棚にコテツが。

写真間違えた。棚に乗っているのは猫ではないか。

正しい写真はこちらです。

6週間ほどこのまま熟成させたら完成です!


型に入れる直前にエッセンシャルオイルを混ぜて香りをつけても良いし、なんにしても石鹸が家で作れるっていうのは面白いなーと思います。


手作り石鹸ってナチュラル系のお店で買うとすごい値段しますが、家で作ると基本的にオリーブオイル500mlと苛性ソーダ53gの値段なので、全部で500-600円といったところでしょうか。


お菓子を使うときに使うようなボウルや泡立て器がそのまま使えるし、慣れると結構簡単です。


皆もよかったら試してみてね!


ではまた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です