まだ1米ドルが110円だった2016年、証券会社の紹介で米ドル建の養老保険を買いました。
毎年4,000ドルを10年間積み立てていく予定だったのですが、途中で結婚して家を建てることになってお金にゆとりがなくなったので、保険料の支払いをストップして払済保険(その時点までに払い終えた保険料をもとに保険金額が決まる)に変更しました。

今年は急激に円安が進み、今なら解約返戻金が支払った保険料より多くなるため、解約することにしました。
そう遠くない将来にキャッシュで買いたい土地があるので、ちょっと普通預金を増やしておきたかったという事情もあります。
これまでに支払った保険料が約215万円(19,454米ドル)。
解約返戻金は1ドル146円の場合約260万円(17,833米ドル)。

米ドルで見ると解約返戻金は大幅に少ないのですが、110円–>146円の円安効果で、日本円で受け取るとお金が増えるのです。
早速解約書類をダウンロードして記入・郵送。

が、人生はそんなに甘くなかった。
解約書類を投函した時点の為替レートは146円だったのですが、その日の夜に米ドルが暴落。

一気に140円まで行ってしまいました。信じられん。
保険会社が解約書類を受け取った日にち(土日祝日を除く)の為替レートで解約返戻金が決まります。
今日解約返戻金が振り込まれました。
1ドル146円だったら44万円の利益が出たのですが、1ドル140.22円で、35万円弱の利益でした。まあそれでも悪くない。

ちなみに保険の為替差益は「一時所得」になり、利益が年50万円までであれば所得控除で税金がかからないそうです。
もうちょっとお金が増えててくれても嬉しかったけれど、まずは損失を出さないのが大事ということで、今回は良しとしよう。