こんな人になりたい

私は早期退職には興味がないけれど、「資産を形成・運用に回して一生お金の心配をしないで済むようにする」という部分が好きで、数年前からフォローしているFIREムーブメント。

そんなFIREした人たちを集めたFIRE startersというシリーズがあるのですが、すごいなーという人を見つけました

ニューヨークで貧困家庭の3人兄弟の末っ子として育ち、不動産事業でFIREを果たした38歳の男性です。

今は100軒以上の物件を所有していてかなり資産リッチですが、今も昔も倹約派。

ツナがセールだったらツナをまとめ買いし、オートミールがセールだったらオートミールを買い溜め。

こういうシンプルな食器棚、良いですね〜。

家族には「なんてチープなんだ。普通のアイスを買えば?」と言われるけれど夕飯後のデザートはブドウを凍らせたものを8-10粒程度。

安いし、健康的だしね、と。

この方独身なのですが、出費を見てみても、NY・マンハッタンの平均的な家賃の半額以下の賃貸に暮らし、かなりシンプルに暮らしています。

お金がかかる車は持たず、メインの交通手段はバス

出費で大きいのは家賃の他に大学院の学生ローンの返済。

あえて前倒しで完済しないことで、事業のためのキャッシュを手元に残しているそうです。

子供の頃は家が貧しくて引っ越しが多いし、地元の教会はいつも募金活動をしている。

賃貸の大家さんは所有物件に住む人を選ぶ権力を持っているみたいだけど、一体どうなっているのか?

とお金について学ぶために中学生の頃から、自宅からペンシルバニア州立大学の本屋に徒歩で通い…

立ち読みしまくって学んだそうです。かっこいい。

大学の夏休みは投資銀行(日本の証券会社みたいなところ)のインターンとして働き、就職も投資銀行。

働いて貯めたお金で2009年、リーマンショック直後で不動産価格が暴落している時に最初の物件を格安でキャッシュで買ったところから不動産運用の道が始まったそうです。

一度にたくさんの物件は買えない代わりに、近い距離にある物件を1つずつ買っていき、物件を管理するのにガソリン代も時間もかけなくて済むようにしたというのがまた賢い。

さらに継母(多分お父さんの再婚相手)や兄弟といった家族にも、日本でいう宅建的な不動産売買の資格を取ってもらい、ファミリービジネスにすることで家族皆を貧困から救い出しています。

すごいよこの人。

こちらのいかつい男性はご兄弟。

不動産ブローカーとしての手数料収入を最初の家を購入する頭金にして、5人いる子供たちには不自由ない生活をさせることが出来ている、とのこと。
物件周りの木の剪定について説明中

家族で外食。食事の前に神様にお祈り。信仰が厚いお家です。


資産配分はこんな感じで、不動産がメインです。


これまで自己啓発業界やクリスチャン系のお金の使い方を見ていると、豊かになるためには与えることだと勧めつつ、その与える(give)がお金の寄付を指していることが多かったので、私もそういうものなのかと思っていたのですが、このような動画を見ると、ちょっと私は間違っていたなと思います。

お金に困っている人は大抵お金の使い方が間違っているから、お金に困っているわけなので、そんな人にお金やものを与えてもすぐになくなってしまうことは間違いない。

どれだけ与えても足りない、もっと必要、となる。

だからお金や物をもらわないとやっていけないところへの寄付は減らして、その分は自分で貯めておき、私が直接知っている人たちが豊かに暮らせるような知恵?知識?情報?を伝えていくことを続けていこうと思ったのでした。

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