MIT(マサチューセッツ工科大学)の授業が無料で見れる!


アメリカでは学生ローン(日本でいう「奨学金」)の返済に苦しむ大人が沢山います。

先日学生ローンに関するドキュメンタリー、Borrowed Futureを見ていたら、なんと名門MIT(マサチューセッツ工科大学)のすべての授業が無料で見れるようになっていることを知りました!

MIT OpenCouseware(略称:OCW)です。

す、すごい!!

そういえば近年、世界的に名門校が授業を無料で公にする活動が広まっていると聞きました。

まずはトップ画面から、Are you new to OCW? Get Started(「OCWは初めてですか?ここからスタート」)をクリックします。

見ていくと、For Learners(「学習者向け」)の説明が出てきて、私は動画で授業を見たいので Courses with Video or Audio Lectures(「動画または音声の授業」)をクリック。

そうすると動画または音声の教材を含めた授業の一覧が出てきます。

一覧を見ていくとDeep Learning(ディープラーニング。人工知能のすごいやつ)が出てきたので、今日はこれを見ることにします。クリック。

Browse Course Material(「授業の資材を見る」)をクリックすると

左側にOnline Publication(オンラインで見れる資材)が出てくるのでクリック。

そうするとこちらの画面へ。

動画再生を押すと、一番最初の授業から見れるようになっています。


これ、つかみがすごいなあと思ったのですが、最初の方にオバマ元大統領が出てきて皆に挨拶し、ディープラーニングの素晴らしさについて語るのですが、何とこれがディープラーニングを使って作られた合成!

声も合成で、音声に合うような口の動きを選べるようになっているんだそうです、ディープラーニングで。
人工知能ってすごい。

生徒向けの課題もコンペ形式になっていて、一番優秀な作品を作ったチームにはディープラーニングに必須のハイテク機器がもらえるそうです。

授業はgoogleその他人工知能の会社がスポンサーになっています。


こうして無料で知識を公開することでより優秀な技術者が世界中から集まるのでしょう。すごいよ〜〜。私は理系ではないですが、学べることが沢山あります。

それに何と言ってもMITは授業料が普通に通うとかなり高額。

授業料が年間$57,590(864万円)。4年通ったら3,450万円。

実際にはその2倍以上の金額がかかるんだけど、助成金などを利用してこの授業料に抑えているんだそうです。

そのほかにもちろん、大学の初年度は寮生活なので寮費や食費(学食を利用したり、自炊することで多少抑えられる)、教科書、あとは衣類や洗濯(寮に設置されているコインランドリーを使用)その他含めて。。。


1年で$79,850(1,200万円)くらいかかるでしょうとのこと。

MITに4年通ったら4,800万円!!!

でも例えば、その費用を払えないからという理由で、優秀な人が学び、社会で活躍する機会を阻むのは世界にとってよろしくないでしょうということで、このようなプログラムがあるようです。

いや〜〜世の中進歩しましたね。

私もしばらくMIT OCWで勉強します。

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